フェスティバルのオールスターは、演奏者だけでなく楽器もオールスター💫
演奏する様々なミニピアノは、19世紀から20世紀初頭に製造された個性豊かなミニピアノやオルガンやダルシトーンなどずらりと並び、まるで楽器博物館!
実際の博物館では音色を聴くことは叶いませんが、昔作られたミニピアノのあたたかい音色をお楽しみください。
楽器目録
ピアネット
日本楽器
Build:c.1923年頃
Keys: 49鍵
大正期に製作された 49 鍵のピアネット。資料に「永 い間、多くの方から要望があった小さなグランドピア ノを完成させた。気にいる事まちがいない。」と記さ れており、当時の職人が小さなグランドピアノを夢見 て、やっとの想いで完成させた自信作の様子がうかが える。
演奏
川口成彦
ミニピアノ
河合楽器
Country:日本
Build:c.1930
Keys: 40鍵
40鍵の小さな本物ピアノは技術者の河合小市が 発明した。昭和2年の創業当時から、小市は小型ピアノの開発に力を注ぎ続け、単弦で小さくてもよくなる「ミニピアノ」を完成させ特許を取得した。サイズから低学年用に製作されたとおもわれる。
演奏
砂原悟
川口成彦
keipyan
Atsushi Asada
ミニピアノ
河合楽器
Country:日本
Build:c.1930
Keys: 51鍵
51鍵の小さな本物ピアノは技術者の河合小市が 発明した。昭和2年の創業当時から、小市は小型ピアノの開発に力を注ぎ続け、単弦で小さくてもよくなる「ミニピアノ」を完成させ特許を取得した。サイズから高学年用に製作されたとおもわれる。
演奏
砂原悟
川口成彦
ミニピアノ
河合楽器
Country:日本
Build:1948 年頃
Keys: 40鍵
戦火で工場が焼け野原となってしまった河合楽器。疎開先の島田市にて散り散りになった従業員を集め、家具作りなどから工場を再開した。しかし「材料が少なくても、本物のピアノを作りたい」と、河合小市が戦前に開発した通常のピアノの半分の材料で製作できる「ミニピアノ」から工場を復興した。ミニピアノを使い小市が自ら技術指導したそうです。
演奏
平井真美子
川口成彦
Atsushi Asada
ベビーピアノ
松本楽器
Country:日本
Build:c.1922年頃
Keys: 61鍵
日本初の小型ピアノは、1902年(明治36)松本新吉が作った61鍵「ベビーピアノ」でここから歴史がはじまったと思われる。
1900年、ヤマハが88鍵の国産第1号ピアノを完成させたが、新吉は「日本の家屋や富の程度から考えると、大きなピアノより鍵盤数を減らしたピアノの方が売れるのではないか。ミニピアノを小学校の教科用として販売すれば、全国に普及できる」と考え、渡米しブラドベリー社でピアノ製作技術を習得し完成させた。
展示楽器は、新吉のオリジナルモデルを大正時代に復刻させたベビーピアノです。
演奏
砂原悟
平井真美子
マスコットピアノ
河合楽器
Country:日本
Build:1995 年頃
Keys: 49鍵
平成にはいり、ミニピアノの復刻版モデルが25台製作された。
これは一部が抽選販売されたものの、「河合楽器の思いを忘れないように」との願いを込め、河合楽器のマスコットとして店舗に展示されたのみで商品化には至らなかった。
演奏
川口成彦
ハルモニウム
DEBAIN
Country:フランス
Build: 1860年頃
Keys: 37鍵
足踏み式「リードオルガン」の原型楽器。
貴婦人が私室で楽しむ為に作られたハルモニウムです。
19世紀に入ると、ヨーロッパでは、宮廷や教会などの広い場所だけでなく、サロン文化が始まり、パイプオルガンより手頃なサイズの楽器 開発が進みました。
1842年にフランスのアレクサンドル・フランソワ・ドゥバン が考案した、ペダル操作により空気を吹き出してリードを振動 させる仕組みのオルガン「ハルモニウム」を世界で初めて完成させた。
演奏
平井真美子
ダルシトーン
Thomas Machell & Sons
Country:スコットランド
Build: c.1860-c.1910
Keys: 61鍵
発音体が調律や医療などに使われているU字型の「音叉」
鍵盤を弾くとフェルトハンマーが音叉を打ち発音する仕組み。様々な場所で演奏できるように脚部分が折りたたみできます。
当時は、オーケストラでも用いられ、チャイコフスキーが「くるみ割り人形」などを作曲したり、多くの音楽家がダルシトーンの為の曲を書いた。
演奏
平井真美子
Atushi Asada
ふたりぼっち交響楽団
イマイアキ
リードオルガン
日本楽器(現ヤマハ)
Country:日本
Build:1923年
keys:39鍵
愛称は「金魚オルガン」。足で運んだ「風」によって息をし、歌いはじめます。優しく心にしみる音色です。アメリカから宣教師たちが渡ってきた明治初期に、折りたたみオルガンやベビーオルガンを持ち込んだことから、日本のオルガンの歴史が始まりました。
演奏
平井真美子
Atushi Asada
ふたりぼっち交響楽団
イマイアキ
トイピアノ
Schoenhut
Build:1900年頃
keys:37鍵
グロッケンタイプ
ドイツでおもちゃを作る家に生まれたアルバート・シェンハットは、幼少期から木でトイピアノを作りはじめた。トイピアノのみならず多くのおもちゃ楽器を世界中の子供達にむけて製作した。
現在は多くの演奏家たちが奏でる楽器となっている。
マーキソフォン
Country:アメリカ
Build:c.1912
4コード+13鍵
ギターとハンマーダルシマーを合体させたような鍵盤付きチターは、アメリカのニュージャージー州で、ヘンリー・チャールズ・マークスが発明した。左手でコードを、右手の鍵盤を抑えるとマンドリンのようなトレモロ音がします。
演奏
Atsushi Asada
ピアノリン
5コード+12音
Country:アメリカ
Build:c.1912
1台に2つの楽器を合体させた面白い楽器を開発していたヘンリー・チャールズ・マークスの発明楽器。左手の5つのコードと、鍵盤の上をバイオリンの弓で奏でると、演奏できる楽器。
1
演奏
Atsushi Asada
タイパチューン
Alexander Rose
Country:スイス
Build:c.1946
32鍵
タイプライター型のトイピアノ。元宮廷速記者のローズが 玩具メーカーの娘と結婚し、開発した楽器です。理学 療法治療にも使用されました。ローズが編曲した楽譜付です。
Schoenhut
Trinity Chimes
Country:アメリカ
1910年代
8鍵
シェーンハットの初期に作られたトイピアノのひとつ。はる か昔の教会の鐘が鳴るかのようです。
Michelsonne Paris
Country:FRANCE
Build:c.1939
25keys
トイピアノ愛好家なら一度は手にしたい仏のヴィクトル・ミシェルによって作られたトイピアノ。
1970年火災により工場が焼け廃業するまで、
美しい音色のトイピアノを製造した。木製鍵盤と木製ハンマーが採用された初期のレアモデルで、鍵盤部は収納可能です。
演奏
ふたりぼっち交響楽団
イマイアキ
メルツェル社のメトロノーム Country:FRANCE
Build:c.1920
古くは「標準テンポ=脈拍」だった曲のテンポ。メトロノームの登場によりテンポの革命が起きます。
メトロノームは、17世紀末からガリレオ・ガリレイの振り子の動きをヒントに原型が考案され、1815年にドイツ人の機械技師メルツェル氏により特許が取得され、パリで生産がスタートします。メルツェルは友人で難聴のベートーヴェンに耳のトランペット(補聴器)を製作し、メトロノームも使ってもらうと、ベートーウェンは数字で理想のテンポを示せるメトロノームを大変気に入り、音楽史上初めて楽譜にメトロノームテンポを記しました。そして積極的に自作曲に取り入れ、のちに多くの作曲家たちがメトロノームによってテンポを指定するようになります。ベートーヴェンは、今もメトロノームの形をした墓石の下で眠っています。
大聖堂の手回しオルガン
J. Chein & Co. Country:USA
Build:1930
オルガン仲間。20 音のリードが内蔵されて おり、ハンドルを回転して風をおこし発音します。 まるで石造りの大聖堂の中でオルガンに酔いしれてい るような、美しい余韻のハーモニーを奏でます。 実際に、18 世紀の教会には「ふいご職人」が存在し、 風を送風しオルガン演奏していた。 アメリカらしいパロディっぽいユーモアさも良き。
Schoenhut
c.1900
燭台付トイピアノ
グロッケンタイプ
ドイツでおもちゃを作る家に生まれたアルバート・シェンハットは、幼少期から木でトイピアノを作りはじめた。トイピアノのみならず多くのおもちゃ楽器を世界中の子供達にむけて製作した。
現在は多くの演奏家たちが奏でる楽器となっている。
井上楽器
井上芳雄のシロホンピアノ
city:名古屋
Build:c.1960
24keys+シロホン8keys
戦後、名古屋市内は20社以上のトイピアノ工場があるほど栄えており、その中でも1948(昭和23)から井上芳雄が製作していたトイピアノは、音色が可愛くアイデアに富み人気がありました。昔、1度は聞いたことがある懐かしい音色だと思います。
名古屋にたくさんあったトイピアノメーカーは、大手メーカーが安価な量産品を作り出すと次々と廃業し、
井上楽器が1999(平成11)の最後までこだわりのトイピアノを製作していたメーカーです。
クリア商会
後藤健二郎の卓上ピアノ
city:山形
Build: 1955年
37鍵
オルガンや卓上ピアノのタッチ感に物足りなさを感じてきた愛好家の要求に、本格的なピアノアクションを搭載した高級卓上ピアノを製作した。大型なものは61鍵盤もある。
クリア商会は、昭和20年代から製造をはじめアメリカ、ヨーロッパなど海外にも輸出していたので、海外コレクターの間でも目にする日本を代表するトイピアノ。
松下電工(現 パナソニック)
どれみミニオルガン
カセット付、ラジオ付、レコード付
1970年代
Nationalブランドで販売していた[どれみシリーズ]の電子ミニオルガンは、レコード、ラジオ、カセットプレイヤーと合体した楽器。
カセットタイプは録音も可能で、ラジオを聴きながら演奏したり、マイクを差し込みカラオケをしたり、当時の音楽の楽しみ方が垣間見える楽しいオルガンです。スピーカーからででる音色は、震える系のかわいい音色。YMOなど聞いていた時代に、いっきにタイムスリップできます。外国でも発売されていたこのミニオルガンは、ヨーロッパの電子鍵盤コレクターのお宝になっている。
♦︎PIANOPIAについて♦︎
アンティークピアノと足踏みオルガンなど歴史的鍵盤楽器の修復専門店です。古いピアノやオルガンの美しい音色をたくさんの人に知ってもらうため、音楽愛好家に伝えるとともに、広報活動や文化を守る音楽遺産の継承をおこなっています。
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